タキロンシーアイシビルは、人々の生活インフラである上下水道を支える製品でも実績を誇っています。なかでも私が入社以来手がけているのは、下水道の管更生工事に必要な資材の営業。管更生工事というのは、老朽化した下水道管を掘り返すことなく、埋設されたまま修復すること。下水道管の内側に樹脂で新たなパイプを作るような工法が採用されており、そのための材料を当社は提供しています。
下水道事業を運営する自治体が管更生工事を実施する際、発注内容を受けてどのような材料でどのような工事を行えばいいかを企画して役所に提案し、実際に工事を行う施工会社さんと組んで案件を獲得していくのが、私の営業活動の一連の流れです。工事を進める上で技術的な問題があれば、社内の技術チームに相談していっしょに解決策を考え、それをもとに提案にのぞんでいます。技術チームはみな頼りになるメンバーばかりで、彼らの存在も私の大きな武器になっています。

この営業のやりがいは、やはり工事案件を獲得できた瞬間。パートナーとして一緒に活動していた施工会社の社長さんから「この案件はぜひ獲りたいと思っていた。M.A.さんのおかげで受注することができ、本当にありがとう」という感謝の言葉をいただいた時などは、とてもうれしいですね。工事が無事完了した後、施工会社のみなさんと打ち上げで飲むお酒の味は格別です（笑）。
キャリアを重ねるにつれて、この営業がどんどん面白くなっています。また、当社は2021年にタキロンシーアイグループ内の土木・環境資材関連の事業会社が統合して新たな体制となり、営業拠点も拡大しました。各拠点の営業担当の方と交流する機会も増え、新たな刺激を受けています。私たちが扱っているのは、社会のインフラを維持していくために絶対に必要な製品であり、自信と誇りをもって営業できる。社会への貢献を実感できるこの仕事を、これからを極めていきたいと思っています。